ヨーロッパの一流イラストレータ イタリア、フランス、ベルギー、ドイツで活躍中のアーティストを紹介
   
SSL グローバルサインのサイトシール
 

深夜、都会では、鳥や獣が出現し、生き生きとした営みが。

| 2026年05月08日 05:00 | 吉村正臣 |

Isabelle Simler イザベル・シムラー (フランス)

LA VILLE une nuit…
ある夜の街で…

フランス語:翻訳付
出版社:La Martinière jeunesse

イザベル・シムラーは絵本作家、イラストレーター。ストラスブール装飾芸術学校卒業後、広告、アニメーションの分野でディレクター、シナリオライター、イラストレーターとして長年活動してきた。2012年からは児童文学に専念しています。2022年には児童イラストレーション大賞を受賞しました。グラフィックタブレットに、非常に細いスタイラスペンで、幅広い色彩を用いて描くのが特徴です。

都会が寝静まった頃に、活躍する動物たちのお話です。キツネ、リス、ハリネズミ、コウモリ、ヌートリ​​ア、そしてイノシシなど野生動物たちに出会います。自然の生息地は縮小しており、これらの動物たちは都会でも食料を探さなければなりません。詩的な短い文章で説明されていて、わかりやすい内容です。日没から、夜明けまで、あなたの街にも、彼らが現れているかもしれません。

表紙には型抜きが施され、夜に行われる『不思議』の導入となり、横長の各見開きページには、美しい風景の中に、野生動物が描かれています。
都市の色彩はかなり暗めに描かれて、街灯や窓の光が、わずかな明るさを与えています。動物たちは、色鮮やかな線によって生き生きと美しく描写され、神秘的な雰囲気を表現しています。個性の強い絵本となっています。

≪翻訳の一部≫ 翻訳:南乃 まあ

ムクドリの群れの間から、太陽が顔をのぞきます。
何千羽ものムクドリが群れをなし、空を移動しながら、まるで雲のような固まりとなり、驚くべき光景を作り出します。
この神秘的な踊りによって、彼らは互いに意思疎通を図り、天敵である猛禽類に立ち向かうための力を得ることができるのです。

カラスたちは夜になると集まります。
ミヤマガラスは安全に巣を作ることができる都市生活にすっかり馴染んで、夕方になると、カアカアと鳴きながら集まってきます。
ミヤマガラスはカラス、ハシボソガラス、コクマルガラスなどと同じカラス科に属し、これらの鳥も都市によく姿を見せます。

この絵本のお求めは:https://illust-euro.ocnk.net/product/621