この本は、舞台を思わせるカバー装丁に工夫があり豪華です。
| 2018年05月02日 09:00 | 吉村正臣 |
Joëlle Jolivet ジョエル・ジョリヴェ (フランス)
Les Contes de Shakespeare
シェークスピア物語
フランス語
出版社:Naïve
ジョエル・ジョリヴェ(1965年生まれ)は、パリ郊外ヴァル・ド・マルヌ県出身。パリ市立デュペレ応用美術学校でグラフィックデザインを学び、その後、パリ国立美術学校(ボザール)でリトグラフの技術を習得します。イラストレーターとして、数々の絵本を出版。リノリウムをカットした版画で注目を浴び、2006年<365 Pingouins>がヒット。モントルイユ絵本市バオバブ賞、ソルシエール賞などフランス国内の絵本賞のほか、イタリア・アンデルセン賞、米国ボストングローブ・ホーンブック賞、ワンダ・ガアグ賞など主要な絵本賞を受賞します。絵本や作品集のほか、広告や装丁の分野でも活躍しています。
メアリーとチャールズ ラム姉弟によって19世紀に書かれた「シェークスピア物語」は、児童、青少年向けの英米文学の金字塔と言われ、今日も世界中で愛読されています。シェイクスピアの戯曲のなかから、喜劇、悲劇の代表作を物語に改作。イラストレーター ジョエル・ジョリヴェのリノリウム版画が、この物語を現代にふさわしく表現しています。
太い輪郭で描かれます。線だけの作品だったり、そこに色がのせられたり。そのはず、作者は、版画・・・リトグラフやリノリウム版画が、この物語を現代にふさわしく表現しています。に細い線がリズムを加え、しっかりした深さの中に、繊細さを持つよい作品が生まれています。「シェークスピア物語」の製本は本作りの楽しさを教えてくれます。
リノリウム作品もご覧ください。
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