ヨーロッパの一流イラストレータ イタリア、フランス、ベルギー、ドイツで活躍中のアーティストを紹介
   
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パリで見つけたイラストレーション:ベッペ・ジャコッベ

| 2020年08月31日 20:48 | 吉村正臣 |

Beppe Giacobbev ベッペ・ジャコッベ(イタリア)

イタリア・ミラノ出身(1953年生まれ)のイラストレーターです。国立ブレラ美術学院を卒業し、ニューヨークに留学。スクール・オブ・ビジュアルアーツで学びます。2006年、トリノ映画祭でアニメ短編映画”Le roi du silence”が高い評価を受け、絵本として出版されました。絵本は国際イラストレーションコンペティション「3×3」で金賞を受賞。2003 – 2010年ニューヨーク・イラストレーターズ協会(Society of Illustrators)のAmerican Illustration Annual選出。2011、2012年 同協会のSociety of Illustrators showに参加します。ミラノのヨーロッパデザイン学院をはじめ、有名美術学校で指導にあたるほか、広告イラストレーションの制作でも活躍。日本では絵本「よるのクロネコ」が出版されています。

ベテランのしっかりした絵ですね。幅広い分野で活躍している作家です。異常と普通がミックスされた作品を描きます。
絵本向けのファンタジーな絵とともに、ここに取り上げたシュルレアリスム風の作品は最も有名です。とんでもない発想に驚きます。その発想がきちんとした、ごく日常の形の中にまとめられ描かれます。このありえない発想を、なるほど、と、なぜか理解できるのがイラストレーターのすごいところなのでしょう。

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