パリで見つけたイラストレーター: グレース・ランクスベリー

｜ 2022年07月16日 05:00 ｜ 吉村正臣 ｜

Grace Lanksbury　グレース・ランクスベリー（イギリス）

ボーンマス芸術大学でイラストレーションを専攻、優秀な成績で卒業。現在ロンドンを拠点に活動。
「1枚のでも複数の画像でも、物語性に重点を置いています。私のスタイルは、大胆でカラフル、そしてテクスチャーを取り入れるのが好きです。自分の作品に特徴的なスタイルを込めることにしています」と語る。
絵を描き始める前に、最大4色のパレットを選び、イメージのトーンを決定。そこからイメージの感情や雰囲気を作り出し、テーマに向かって構築していきます。iPad専用のイラスト制作アプリ・プロクリエイトと画像編集ソフト・フォトショップを使ったデジタル作業で、様々な角度を探りながら構図を練り上げ、ドローイングやペインティングで制作します。
歴史、文学、クラシック音楽、心理学を愛し、写真の世界からも大きな影響を受けています。
大胆で、ドラマチックでカラフルな中に、素朴さが加わって、魅力的な作風です。表情や質感、ディテールのタッチが物語を引き立ています。
2019年にクリエイティブ・コンサイス・アワードで、また2020年にコミュニケーション・アート・イラストレーションで受賞。

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