子供の夢のような世界を描く、おとぎ話の画家。
| 2022年09月23日 06:00 | 吉村正臣 |
Francesco Musante フランチェスコ・ムサンテ (イタリア)
画集 イタリア語
出版社:Edizioni Giacché
フランチェスコ・ムサンテ(1950年、ジェノバ生まれ)は、おとぎ話の画家。彼の作品は、幻想的な男性、夜空、明るく超現実的な色彩がちりばめられ、見る者に子供の夢のような雰囲気を感じさせます。
ジェノバのリセオ・アルティスティコ卒業の後、トリノのアルベルティーナ アカデミー オブ ファイン アーツに。その後、ジェノヴァ大学の哲学部に入学。さらに美術アカデミーで絵画コースに参加しました。
67年から70年にかけてポップ・アートを制作。75年以降は具象画に専念し、水彩画、油絵、コラージュなど多様な技法と、キャンバス、木、陶器、板、紙などさまざまなメディアを用いて、女性像のシリーズを展開していました。その頃の作品に物語性や幻想的な作風が生まれてきています。
85年から特徴である物語性や幻想性の作品が。現在に至るまで、イメージと言葉、物語の対話に漸進的に焦点を当てた作品を発表。おとぎ話の本から出てきたような「小人」が現れ、物や文字、言葉のあふれる作品で有名となりました。
68年以来、イタリア国内外で300回を超える個展を開催。グラン・パレ(パリ)の「Jeune Peinture」展、ニューヨーク近代美術館、グッゲンハイム財団(ベニス)の「20世紀における芸術家と本」展など、数多くの展覧会に出展しています。
この画集は、彼の特徴がよく出た画集です。たくさんの絵が収録されています。
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