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パリで見つけたイラストレーション:マリオン・ジダノフ

| 2022年10月29日 05:00 | 吉村正臣 |

Marion Jdanoff  マリオン・ジダノフ (フランス)

フランスの西部のナント出身で、現在ベルリン在住のアーティスト。いくつかのプロジェクトを共にした後、2013年、主にシルクスクリーン印刷の技術を用いた手作りの本やポスターの限定版を制作するアトリエ「Palefroi(パルフロイ)」を創立、拠点として制作しています。

彼女は、物語の断片や逸話を描き、個人的なものと少しの政治的なものを織り交ぜながら作品を制作しています。自然や野生、人間、日常の生活、そして神話と、「植民地主義、帝国、人種差別の社会問題」の接点に、さまざまなシーンを創出します。
それを表現するには、ドローイングが効果的だと彼女は考えています。またシルクスクリーン印刷の手法を使って、芸術的に醸成することに挑戦しています。

特徴であるスクラッチ(ひっかく)風の画風で描かれた文章とスクリーンプリントされたイラストの組み合わせで制作された作品は、世界各地で数多くの展覧会で賞賛されています。また、雑誌や出版物に作品を提供。
2022年には『Léopard = Nuit』を出版。イラストと調和した、自然な手書きスタイルで表示されるテキストは、彼女の個性の感性と高い評価を受けました。
今的な具象表現。おしゃれであり、メッセージ性が感じられます。

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