パリで見つけたイラストレーター:サラ・マゼッティ
| 2023年05月28日 05:00 | 吉村正臣 |
sarah mazzetti サラ・マゼッティ (イタリア)
サラ・マゼッティは1985年、ボローニャで生まれ。ヨーロッパ・デザイン学院(Istituto Europeo di Design)でイラストレーションを学ぶ。在学中に『ニューヨーク・タイムズ』のアートディレクターから依頼を受ける。以来、The New Yorker, The New York Times, The Guardianなど欧米の新聞・雑誌に作品を提供。絵本、コミック、その他、ドクターマーチン、フルラ、ナイキなどの商業クライアントのためにイメージを制作している。
NYのイラストレーター協会のゴールデンメダル、ベオグラードのゴールデンペンなど、数々の賞を受賞している。ボローニャ国際絵本原画展S財団イラストレーション賞を受賞。
現在はヴェネチアのカステッロ近郊を拠点にフリーランスで活躍するかたわら、グラフィックデザインとビジュアルコミュニケーションの学校/ISIA Urbino(ウルビーノ)、およびヨーロッパ・デザイン学院IED(トリノ)でイラストレーションを教えている。
2016年から2018年にかけて、アンカ・ダミアン監督による映画『マローナの幻想物語』に、背景アーティストおよびクリエイティブ・コンサルタントとして参加している。
奔放なアイデアがほとばしる作家です。湧き出てくる色彩が形をともない、物語性のあるストリーとして表現されています。
児童向け絵本には、わかりやすい、もしくはファンタジックな絵が、BD(マンガ)に近い作品、単独作品としては奇妙な感性が主題となった絵など、非常に幅広く描かれています。ます。テクニックも、肉筆の細い線の作品、絵の具で塗ったもの、PCテクニックを強調したものなど多彩です。