他を圧する、奇妙さ、怖さ
| 2005年06月01日 12:14 | 吉村正臣 |
Michaela(?)
ミハエラ
「Vogtlanthia und das Geheimnis der Vogelscheuche」
ボローニャ国際絵本原画展で見つけました。絵本の1ページが大きなポスターになり、スイスの出版社の表に貼られていて、足が止まってしまいました。このような恐ろしい絵が絵本になるのか…本当にそう思いました。中世時代の絵で、それをつかって新しい絵本を作ったのか、ともかくこの絵が、どう使われているのか、出版社を見に行きました。
最近描かれた絵のようです。魔女のような女だとか、奇妙な男の服装や持ち物、森の動物の様子など、日本で言うところのタロット占いのカードのような不気味な意味を持った絵が、テキストとともにレイアウトされています。
それぞれの絵は、大変精密で、色の塗りも線もていねいです。この作家は、森や動物をよく知っているのかも知れません、そこでこれだけリアルに描け、迫力もでているのでしょう。色の鮮やかさが、現代の絵になっているのでしょうね。きっと大変豊かな物語が描かれているのでしょう。 残念ながらドイツ語がわからないので、その辺をお伝えできません。
また、作家を調べたのですが、インターネット上で見つけることができませんでした。
出版社は以下のとおりです。何かわかれば、お教えください。
出版社:Neptun Verlag http://www.neptunart.ch/