CGではなく、手描きが優しさを生む
| 2011年03月07日 17:48 | 吉村正臣 |
Leo Timmers(ベルギー)
レオ・ティマース
「Docteur Alphonse」
ドクター・アルフォンス
フランス語
立体的に描く、お手本のような作品です。おそらく筆で描いているのでしょう、わずかに筆の跡が残っています。今の時代、コンピュータで描く人が多い中、筆を使う人はめずらしい。この絵も使われているかも知れませんが、手描き味を強く出しているので、あたたかい絵に感じます。3Dの理論、光源と光の当たり方などもコンピュータとは違って、人間的というか絵としてよくなるように工夫されて描かれて、これも絵を優しくしています。
着想も楽しく、子供にも喜ばれるでしょう。
作家は、1970年、ベルギー生まれです。