フランスで最も人気のバンジャマン・ラコンブのカレンダー
| 2018年12月10日 23:14 | 吉村正臣 |
Benjamin Lacombe バンジャマン・ラコンブ(フランス)
カレンダー2019 バンジャマン・ラコンブ
出版社:Soleil
バンジャマン・ラコンブは、現在フランスで、もっとも人気のあるイラストレーターです。モントルイユの絵本市でも、おおぜいのファンが彼のサインを求め、行列を作っていました。
1982年パリ生まれ。2001年パリ国立装飾美術学校に入学。19歳の時、コミック作品でデビューします。2006年、卒業作品が大手出版社の目にとまり<Cerise Griotte>を出版。翌年には米国で翻訳出版され、タイムマガジンが選ぶ2007年絵本ベストテンに入選します。30冊近い絵本を出版し、世界で120万冊を売り上げます。パリ、ニューヨーク、ローマ、東京(丸善ギャラリー)で展覧会を開催。2018年アストリッド・リンドグレーン記念文学賞にノミネートされました。
バンジャマン・ラコンブが描いた「不思議の国のアリス」「もうひとつの不思議の国のアリス」「カルメン」「ノートルダム・ド・パリ」などの人気作品から選ばれたイラストが、カレンダーになりました。
作者の特徴が、よく現れた作品がセレクトされています。たいへんリアルな画像で、写真以上の正確さです。光の入り方、反射光、影、そのグラデーションが、見事に表現されています。力強く、その上で、強烈な個性を放っています。一般に想像する以上に、想像を加え、深い闇の世界に美しい世界を描きます。
日本独自のファッションスタイルで、サブカルチャーにゴシック&ロリータもしくはゴスロリという若者文化があります。ロマン主義思想、神秘主義、怪奇猟奇趣味、フランスの世紀末思想、耽美主義などが背景あると言われています。この作家の絵は、まさに、このスタイルが色濃くあるように思います。
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