イラストを超え、肉筆のすごさを見せつける現代の印象派画家。
| 2018年09月28日 09:44 | 吉村正臣 |
Nicolas Vial ニコラ ヴィアル (フランス)
フランスのイラストレーター、画家。 特に海洋絵画で知られています。 1955年パリで生まれ、父親の出版社であったパリの南西部の街ドーダンに幼少時代に過ごしました。 1978年に応用美術工芸学校を卒業。1981年まで国立高等美術学校で学びました。1982年以来、彼は新聞ル・モンドや日刊新聞、雑誌などにイラストを寄稿。 映画、出版、子供の絵本、ポスターを制作しています。
1997年に「プレス漫画の国際サロン」で、また「似顔絵ユーモアの国際展」でユーモアのグランプリを受賞。郵便局の切手「欧州連合基本権憲章」実現のための切手の著作でもありす。 2008年、彼は海軍の公式画家に任命されました。 彼はル・モンドに描いたイラストが当時の大統領フランソア・オランドからあまりにも好ましくないとされ、 2014年5月、フガロ紙に転身しました。2014年には、国立海洋博物館の部屋に壁画を作成するよう依頼。画家としての仕事が一般に公開されています。 国外でも評価は高く展覧会はヴェネツィア(ロサンゼルス、米国)、ヴェネツィア、トリエステ(イタリア)、ベルリン、香港で開催され。 フランスでは定期的に出品しています。
とてもしっかりしたデッサン力に裏打ちされた絵です。また同時に、時代にジャストフィットする近親性もあります。応用美術工芸学校で広告やイラストレーションの応用美術を。パリのボザールで絵画を学び、モダンでありながら絵のすごさを表現する才能を開花したのでしょう。手で描く力、筆の運びのタッチの美しさを遺憾なく見せてくれます。
描く対象物に、正面から臆することなく向き合い、絵にするために強引なまでに無駄を掃き取る、シンプルに特徴を際立たせる、現代の印象派と呼べるかもしれません。
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