パリで見つけたイラストレーション:ミカエル・ジュルダン
| 2020年08月06日 20:31 | 吉村正臣 |
Mickaël Jourdan ミカエル・ジュルダン(フランス)
1987年生まれのイラストレーターです。アングレームのヨーロッパ・イメージ高等学院卒業後、ベルギーで過ごします。2014年スイスの出版社からコミック作品Le grand marécageでデビューします。限られた色彩で、いかに表現できるかを楽しんでいるようです。一方、紙、筆、墨、アクリルなど画材や材質への強いこだわりがあります。
現在、フランス南西部の都市・トゥールーズでイラストレーション、アニメーション、エディトリアルの仕事を行っています。2019年には大手出版社Rouergueからはじめての子供向け絵本<Chips et Biscotte>を出版しました。
奥行き感のある構図の作品が多いようです。遠くに続く小道、山並みの谷道、部屋の中で設置物を立体的に配して奥行き感を出しています。ですから、使用する色彩が少なく、変化の少ないわりに、ダイナミック感のある絵を作っています。厚手の紙,リトグラフ、異質な紙でコラージュなど、さまざまな材質の特性を生かした作品もあります。
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