パリで見つけたイラストレーター:カリーヌ・ベルナドゥ
| 2023年02月25日 05:00 | 吉村正臣 |
Karine Bernadou カリーヌ・ベルナドゥ(フランス)
1981年、モンペリエ生まれ。フランスのBD(バンデシネ)作家、イラストレーター。
パリ装飾美術学校で4年間グラフィックデザインを学ぶ。パリで勉強している間に、彼女は自由なコミック誌の魅力と、そのフィールドで活躍する作家達に影響を受けました。
卒業後、2006年、作品「Gâchis」により、アングレーム・フェスティバル主催の「Jeunes Talents」コンクールで優勝。以後、雑誌各誌に発表、BD作家としての地位を築きました。同時に大人向け出版社や子供向け出版社などでイラストレーターとして活動しています。
ストーリーテラーとして、さまざまな分野で夢のような物語を描いています。影から光へ、官能からユーモアへとイメージを展開させていきます。
新しい分野にも積極的で、フレスコ画の制作に意欲を見せています。さまざまな媒体にも筆を走らせます。新しい経験をすることを熱望し、他の分野とのコラボレーション積極的。異なる分野に自分の世界を適応させることに喜びを感じています。
作品は水彩絵の具で美しい画面作りをしています。BD作家ですから、発想が奇想天外で、奇妙な絵もありますが、なぜか、意図しているところはよくわかります。繊細な筆致で、線の先まできちんと描き、生き生きとした画面になっています。
イラストレーターとしても認められていて、有名なイラストレーター達がパリを描く作品冊子「THE PARISIANR」の表紙を描いています。BD作品とは少し違った作品として評判を呼びました。
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