パリで見つけたイラストレーター:ガブリエラ ジャンデッリ
| 2024年01月22日 05:00 | 吉村正臣 |
Gabriella Giandelli ガブリエラ ジャンデッリ (イタリア)
ガブリエラ ジャンデッリは、1963 年イタリア・ミラノ生まれ。コミックとイラスト(当時)の美術学校(Scuola di Fumetto)を卒業後、ミラノの市民映画センターで演出を学ぶ。イラスト・ユーロで何度も取り上げている“ロレンツォ・マットッティ”のアシスタントとしてキャリアをスタートさせました。
‘80 年代にイタリアの雑誌に最初のコミックストーリーを発表。その後グラフィックノベル作家になりヨーロッパとアメリカで出版。イラストレーターとして、イタリアおよび海外の『イル・マニフェスト』、『ラ・レプブリカ』、『ル・モンド』、『リベラション』など新聞社や出版社とのコラボレーションは数多くあります。
彼女のアニメシリーズ「ミロ」は、フランスとイタリアのテレビで一般の人々にも広く知られました。
ルイ・ヴィトン トラベル ブック シリーズとして発売された彼女の『Australia』は、オーストラリアの自然の魅惑的な美しさとユニークさを捉えています。
コミック・ストリップの第一人者。コミック・ストリップ(英語: Comic strip)とは、ストーリーを一連のコマやイラストレーションにより伝えるマンガ作品のこと。マンガ家あるいは画家によって執筆され、新聞やインターネット上で連載されるものです。フランスの有名な出版社ACTES SUDの画集<Lontano(ロンターノ)シリーズにも選ばれ、出版しています。
鉛筆、色鉛筆の精密に塗り込んだ、たいへん力強いよい作品です。事物をきっちりと見て、線の引き始めから、ペンを離すまで呼吸を乱すことなく美しく引いています。
ファンタジックであり、シュールな物語を感じさせる作品もあります。今後とも、注目するべき作家でしょう。
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